ボゴールについてざっくりと。

2016年8月某日

 

インドネシアの首都ジャカルタから車で1~5時間(※渋滞)、電車で約2時間。

 

雨の町(Kota Hujan)と呼ばれるボゴールに数か月間住むことになった。

 

東南アジアの国々ではスコールが有名だが、ここボゴールもご多分に漏れずというかそれ以上に、雨季乾季関係なく、ほぼ毎日、土砂降りの雨が降る。

 

さっきまで快晴だったのに、あれ、だんだん暗くなってきたかな、と思うのも束の間、ポツ、ポツ、ポツ、、、ドシャーッとバケツをひっくり返したような雨が1~2時間降り、そしてひとしきり降るとさっきまでの雨がウソみたいにまた快晴になる。それがほぼ毎日。「雨の町」という名は伊達じゃない。

 

この大雨は毎日夕方4時くらいに降ることが多かった、と思う。一旦雨が降り出すと、ものの5分で地面には数センチの水が溜まる。雨の量がハンパないこともあるけど、道端の溝にはゴミか何かが詰まってしまっているために排水が追い付いていないことも一因だと思っている。

 

雨が降り始めると、現地の人は皆近くの屋内に入って雨が止むまで雨を眺めながらじっと待つ。そんなときはたいてい私もスマホも見ずに、ただ近くのおっちゃんと話しながら雨を見つめて、待つ。

 

私がスマホを見ない理由はひとつだけ。ネットに繋がらないから。

 

今はもうそんなことはないかもしれないけど、当時は、雨が降る1時間程前~雨の最中~雨があがって1時間程の間はネットがほぼ繋がらなかった。

 

まだプルサ(通信量残高)は充分残ってるのに、なんでさっきからメッセージ送信できないのかな、あれ、電波がたってない。圏外でもないのに、電波がない。そう思っていると数十分後にはたちまち雨が降ってくる。

 

雨雲が分厚すぎて電波を遮断してしまうからだ(?)とかいう本当か嘘か判断できないような話を聞いたことがあるけど、1週間もすれば雨の前後は電波が立ってないことにも慣れてきて "結構当たる天気予報" みたいな感じに軽く受け流して過ごしていた。

 

雨の他でいうと、この地域は自然が多く、また標高が高いため、1年を通して涼しい気候である。毎日降る雨も打ち水の役割を担ってくれているからかもしれない。夜になるとブランケットに包まらないと寒くて寝られない日もあるほどだった。そのため暑さ厳しいジャカルタの人たちが、避暑地として週末に多くの人が遊びにくる地域でもある。日本でいう軽井沢といったところか。

 

週末は軽井沢を目指してくる人たちの車で大渋滞。車間距離ハンパなく狭い。インドネシアの人は運転が上手いのか・・?(たぶんそんなことはない(事故も多い))

そして、とにかくうるさい。どこかで必ず誰かがクラクション鳴らしているし、そのクラクションは一音が長い。プップーッじゃなくて、プーーーーーーーーッ。なぜ。まあいいけど。

 

日曜日の夕方からはジャカルタ方面へ向かう高速道路の入り口はすごい渋滞。日曜の夕方にボゴールからジャカルタを通って空港へ行くのに5時間くらいかかったこともあった。二度と経験したくない。

 

あと渋滞がひどくなるのは、大統領がきたとき。大統領の別荘がボゴール中心の植物園の中にあり、大統領がきたときは周りの警護が高まるためか、いつもなら15分程で周りをぐるりと行けるところ、1時間程かかることになり、危うく遅刻するところだった。

 

 ボゴールの特徴ざっくり振り返り、おわり。